過去3年のローテションについて
過去3年の3着以内に入った馬には強い共通点があります。
【2015年阪神JF】
1着ショウナンアデラ
前走からまつ賞東京1400m1着 タイム1:22.2
2着レッツゴードンキ
前走アルテミス賞東京1600m2着 タイム1:34.4
3着ココロノアイ
前走アルテミス賞東京1600m1着 タイム1:34.4
【2016年阪神JF】
前走アルテミス賞東京1600m2着 タイム1:34.1
2着ウインファビラス
前走アルテミス賞東京1600m5着 タイム1:34.6
3着ブランボヌール
前走ファンタジーS京都1400m3着 タイム
【2017年阪神JF】
前走アイビー賞東京1800m1着 タイム
2着リスグラシュー
前走アルテミス賞東京1600m1着 タイム1:35.5
3着レーヌミノル
前走京王2歳S東京1400m2着 タイム
9頭中8頭が前走東京を走っていることが分かります。
また東京の持ち時計が早いことも分かります。2016年10番人気で2着したウインファビラスも5着とはいえ東京芝1600mを1:34.6で走っていました。着順から10番人気となっていましたが、走破タイムだけ見れば十分に買える馬です。メジャーエンブレムに勝ったデンコウアンジュが出走(7着)していたのも人気を下げる要因でした。
2017年のアルテミス組で掲示板にのったのはリスグラシューのみで、前走の走破タイムも1:35.5と例年に比べて遅いものでした。勝ち馬のリスグラシューは2着に入りましたが3着のシグルーンは14着。5着のサトノアリシアは7着とふるいませんでした。やはりある程度の持ちタイムが必要なのでしょう。勝ち馬になったソウルスターリングは前走で後のG1馬になるペルシアンナイトを軽くあしらっての勝利で、力をみせつけたレースでした。
なぜ東京好走組が強いのか
アルテミスS・阪神JFのラップ比較
まずスタートの入りは同じ12.5程度、その後、阪神の方がポジション取りが激しくなります。
道中2ハロンはアルテミスSが24秒から25秒、JFが23.9-24.2。これは京都1600と同じように3コーナーから大きく下るためで東京よりも早くなります。
残り3ハロンの内ラスト1ハロンまでは同等のタイムで走りますが、JFは赤字部分の最後1ハロンが極端に遅くなります。これは急坂を上ってゴールするためで、ファンタジーS組はこの1ハロンで粘ることが出来ないため成績が悪いのです。
2017年アルテミスSについて
東京組から狙うということは理解してもらえたかと思います。
今年のアルテミスSのラップを見てみましょう。
雨とはいえ最後の12.2が気になりますね。
ラスト1ハロンまで逃げ馬のサヤカチャンが粘っていたので11.4-11.5はサヤカチャンの時計。ラスト1ハロンでサヤカチャンをかわした勝ち馬ラッキーライラックは着差・あがりから考えるとおよそ12秒フラットで走ったことになります。この日は前残りの傾向もあり物足りなく感じます。
注目馬
◎トーセンブレス
アルテミスSでは6着といいところがありませんでした。4コーナーを曲がり追い出し始めると⑨スカーレットカラー5着が同じような進路をとり続け、結局この馬の後ろをついて走っただけとなりました。それでもあがりは3番手。
新馬戦の中山1600mはやや重での競馬で、最後圧巻の末脚で差し切り勝ち馬となりました。あがりは34.0。距離や芝の状態など違いはありますが、この日の他のレースでのあがり最速が34.9だったことからも、上りの速さを評価することが出来ます。
右回りに戻るのも好印象です。前走1番人気で負けたことや、ルメールから柴田に乗り替わることなどが嫌われ8人気予想となっています。オッズの観点からもこの馬で勝負したいと思います。
○ロックディスタウン
1番人気予想のロックディスタウンは過剰人気な気もしますが、1800からの短縮組は過去結果を残しています。札幌2歳からというローテーションが気になりますが鞍上ルメールということであれば無視は出来ません。
ラッキーライラック
最初はこの馬でいいと思っていました。しかし、前走は前残りの傾向・向正面でかかりまくっていたこと、最後のラップが気に入らないこと、どうも駄目な方に目がいってしまいます。前で強い競馬が出来るとは思うのですが今回は軸には出来ないという評価になりました。
ソシアルクラブ
母ブエナビスタの子が2戦目でG1をとったら競馬界は湧くでしょうね。勝ちタイムが平凡ですし、初めて早い流れについていけるのか疑問符がつきます。
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